ホームページをリニューアルしました。
ホームページをリニューアルしました。今後も定期的に様々な情報を更新してまいりますので、是非ご覧ください。
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今年も、熱中症に沢山の方が罹っています。
一部専門家や某放送局では、深部体温を下げたいためか、予防で盛んに冷たい水を取れとの情報を流しています。
しかし、体の弱い方が予防のつもりで冷たい水を摂り過ぎることは大変に危険です。
少しの量なら良いのですが、続けて冷たい水、とくに井戸水より冷たい水を継続的に取り続けることは、その人の内臓の血流を悪くし、内臓の熱を逃がしにくくさせるだけでなく、代謝をおとし、エネルギーを奪います。
結果、体力を落とし外からの強い暑熱に負けて逆に熱中症に罹りやすくなります。
昔の人も「年寄りの冷や水」(この水は井戸水の温度の水を指します。)ということわざで戒めています。
基本的に熱中症に罹りやすい方は、体質的に深部体温の低い(血流が悪く代謝が良くない)お年寄りです。(重症の熱中症や熱射病発症時には深部体温も高くなりますが、普段は低いと考えられます)
また、漢方的には稚陰稚陽で体温調節の未熟な、深部体温が外気の影響を受けやすい子供に多いようです。(この場合は深部体温が上がりやすく、漢方的には陰虚状態になり重症化しやすいと思われます)
体温調整のうまく出来ない幼児を除き、冷たい水は、熱射病や熱中症になった場合以外はさけましょう。
日本より気象条件が、はるかに過酷な中東やインド、中国で暑い中、暑いお茶を飲んでいますが熱中症になりやすいことはありません。
昔から行われている知恵を無視し一部の現象を誇大に拡大して解釈することは本当の科学ではありません。
科学というものは、一見合理的で間違いが無いように思えますが、原発事故の例を見るように根本的な間違いを犯していることが多々あります。
人間の体は我々が考えているほど単純ではなく大変精巧に出来ており、自然の理に適ったものだと思います。
新型インフルエンザが騒がれています。
幸いなことに、毒性が弱く「鳥型新型インフルエンザ」の様に恐れる必要は無いと思いますが、発生する可能性のある「鳥型強毒性新型インフルエンザ」の予行演習的準備には良い機会かと思います。
新型インフルエンザから身を守るのに必要なことは、マスコミでもよく言われているように、マスク、うがい、手洗い(顔洗いも)ですが、最も重要なことは、免疫を下げないことです。新型インフルエンザは何億人もの人が罹ると言われていますが、裏をかえせば罹らない人も何億人もいることを忘れてはいけません。
漢方では、人間が病気に罹らず元気に過ごすには「陰陽の調和」が最も大切だと考えられています。つまり「陰陽の調和」がとれていると免疫が下がらないのです。
では、「陰陽の調和をとる」とはどのようなことでしょうか。
地球には、太陽が存在することにより地球の自転が作り出す昼と夜があります。そして、地球の公転により季節が作り出されます。自転で作り出される昼は「陽」で夜は「陰」です。これが1日の陰と陽です。そして公転が作り出す春夏が「陽」で秋冬が「陰」となり一年の陰陽となります。人類はこの周期(リズム)のなかで誕生し発展してきました。人間は地球上の生命体である限りこのリズムを無視して生命を維持することは出来ません。このリズムを調和させる事が「陰陽の調和」の最も基礎となるものです。昔の人は、これを直感的に理解していました。貧しい食事で病気にならないためにはとても重要な事でした。
1日の陰陽の調和をとり免疫を落とさず健康に過ごすには、朝は太陽と共に活動を開始し、太陽が沈むと共に休息モードに入って行き、夜はしっかり眠ると言うことです。(食事についての陰陽は、また機会があればお話します。)
体力と免疫力は別物です。(スポーツ選手は意外とウイルスに罹患しやすく風邪をひき易い)インフルエンザに罹らないようにするのも自然の理に逆らわず、疲れを翌日に残さないことが最も大切な事となります。
では、現代人はどうでしょうか?
自らの欲望のために昼夜を無視した生活と食事をする。(医療、防災、防犯関係者の方は、仕事上やらされてお気の毒です。)季節を無視した生活と食事をする。それでも生きていけるのは昔に比べ飛躍的に食生活が豊かになったからです。でも、いくら食生活が豊かになっても、これだけ「陰陽の調和」を無視すれば病気になるもの当たり前です。
「足るを知る」。
現代人が病気に罹らないためにも、また現在の世界的不況を繰り返さないためにも、この事が最も大切なのではないかと思います。
なお、漢方薬の「麻黄湯」「葛根湯」の有効性が示されていますが、使い方に注意が必要です。(特に夏場)
ご存じない方が、使用すべきで無い時に使用して、小柴胡湯の二の舞にならないよう切に願うものです。
人間の体は長い歴史の中で、本来食べていた物に体が対応しています。
例えば欧米人は肉食中心で、パン、乳製品を沢山取るため、腸が日本人より1メートルも短く、腐りやすいたんぱく質を早く排泄出来るようになっています。香辛料を多量に使うのは、この腐りやすい、たんぱく質を早く消化させるためです。
対して、日本人は、お米と野菜、魚を中心とした食事をしていました。繊維質を多く取るため、繊維はなかなか消化出来ないので、腸が長くなったわけです。
ですから、日本人が欧米型の食事をすると、お腹の中で食物が腐りやすくなり、大腸ガンなども増えています。欧米では、「日本の食事は非常に良い」と食生活に取り入れているのに、日本人は、欧米型の食事を中心にする方が多く、逆に病気になりやすくなってきています。
「ご飯と味噌汁」という食事は日本人の基本。味噌、発酵した大豆は体に非常によく、酵素の補給や植物性たんぱく質としても栄養があり、女性ホルモンの代わりもして骨粗しょう症予防に大変良いことも分かっています。
欧米型の食事で、体格が良くなっても、病気に弱く、アレルギーや癌の人が増え、体内発生ガスで体臭が臭い人が増えるのでは本末転倒です。日本人は日本食中心で、そこに適度のたんぱく質が入るのが最もバランスが良いと思います。
現代の検査は一昔前に比べ、飛躍的に進歩しています。
人間のあらゆる部分やあらゆる病気がわかるようになりました。
検査の進歩は機械の進歩でもあります。機械は人間が一から作り出したものです。それゆえ、その構造やメカニズムはすべて人間が把握しています。それゆえ、研究すればするほど機械は飛躍的に進歩するのです。それゆえ、いままでわからなかった、病気やその兆候が把握できるようになりました。
ところが、検査により判明した病気が治せない場合が増えてきています。
これは、なぜでしょう?
人間は機械ではありません。残念ながら完全な人造人間も作られていません。
人間には、まだわからないことが多すぎるのです。
現代医療も機械が有効な部分での治療(手術や放射線など)は飛躍的に進歩しました。しかし、薬物療法はどうでしょう。
現代の薬品は、全てが解明されている機械と違って、開発はあくまで、100%完全ではない解明されている事に、推論を積み重ねてゆく方法しかありません。つまり、手探りの状態に近いのです。
検査機器の発達に、治療法が追いつかないのが現状ではないでしょうか。
検査によりわかった病気の治療法がない場合、はたして検査したことが本当にその人の為になるのかどうか、これは非常に疑問です。
漢方の古書に、「全ての病気は意識、無意識のストレスにより起こる。」と書かれています。
某新聞のコラムに、ある精神科の大家が体調の悪くなり弟子に病院に検査を受けに行くよう進められたそうです。そのとき大家の先生は「なに、ほおっておけば、いつか治るさ。」と言って行かなかったそうです。ところが、一向に体調は良くならず、やがて歩くのもまま無くなってきたそうです。弟子が見かねて今度こそ病院に行ってくださいとお願いすると、大家先生は「なに、ほおっておけば、いつか死ぬさ。」と答えたそうです。この大家の先生を愚な人と見るか、すごい人と見るか、皆さんは、どう考えられるでしょうか。
牛肉で気になることはやはり狂牛病。狂牛病は元々、羊の肉骨粉(注意!!牛骨粉ではありません!! 結構勉強している医師や薬剤師でも混同している人が多い。牛骨粉は天然カルシウム剤として使用します。)を牛の成長を早くさせるため食べさせる事により、発生したと考えられています。この肉骨粉は羊の脳を含む全身をそのまま粉砕し肉球としたもので、この中のスクレイピー病に罹っていた羊の脳が含まれた肥料(肉骨粉)を食べた牛に発生したのですが、最新の情報によるとヤコブ病の人の死体がこの肥料に混入していたとの説も出てきました。(インドやパキスタンではヒンズー教徒は川に遺体を流す風習があり、また農民は川などから哺乳類の死体や骨を集め、それを肥料原料として売ることで副収入を得てきました。その中にはかなりの量の人の遺体も含まれていたとの報告もあり、この肥料原料は該当する期間にイギリスに大量に輸出されていました。これが混入した。)また、ヨーロッパでは、羊の頭を食べる習慣もあり、ハンバーグなどにも混入していたため多数の人が感染したと考えられています。肉のみを食べる場合は、まず感染することはないと言われています。そのような意味では輸入牛肉も狂牛病の心配は、ほとんどないのですが、アメリカ牛はやわらかい肉が沢山付くよう合成ホルモン剤が使用されています。合成ホルモンは代謝が遅く、肉に残留する可能性が高くなります。以前合成女性ホルモンを与えられた牛を食べた子供に異常が出たことがあります。(1980年代に、北イタリアで4歳の男児の乳房が大きくなったり、体毛が生えたり、3歳の女児に初潮が始まるなどの奇病が発生した。) このころから比べるとホルモン剤は改良されていますが、ヨーロッパでは使用と輸入禁止を続けています。日本でも国内牛には使用禁止なのですが、なぜか輸入は許可されています。
ところで、国内産牛肉も危ないと言う説があります。これは、牛自身に問題があるのではなく、牛を処理する方法が狂牛病を防ぐ観点から見て非常に危険な方法であると言うことです。
つまり日本では牛を殺すのに、ピッシング(脊髄破壊)と言う方法が取られる場合が多く、この方法は、狂牛病の病原体が集積する可能性の高い脊髄などを除去する前にこれを破壊するため、かりに病原体が存在した場合それが脳、脊髄に走る毛細血管の中に入り、体中を汚染してしまうと言うものです。
改善できる所は早く改善してもらいたいものです。